2月19日(月)のメニューと栄養価を紹介します。
2024/01/28
本日のメニュー
🌟メイン🌟
黒酢の酢鶏う~鶏肉と野菜の黒酢ダレ~
🌟サブメイン🌟
小エビのにぎり揚げ・和風柚子こしょうダレ
🌟サイドメニュー🌟
・三色豆とさつま芋マッシュ
・おまかせの副菜
・高菜とブロッコリーのピリ辛サラダ
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 | |
ヘルシー |
495kcal |
11.4g | 15.2g | 76.5g | 1.6g |
デラックス | 749kcal | 17.7g | 26.9g | 106.3g | 2.3g |
☆プチ情報☆
【海老】
プリプリっとした食感と甘みのある味わいが魅力のエビ。洋食、中華、和食など料理にも頻繁に利用されています。また、エビを食べれば「腰が曲がるまで長生きできる」といわれ、縁起のよい食材でもあります。
エビにはタウリンという栄養が豊富に含まれています。タウリンは、魚介類や軟体動物に豊富に含まれているアミノ酸の一種で、血中の悪玉コレステロールを抑え、善玉コレステロールを増やす作用があります。血圧を正常に保ったり、動脈硬化を予防したり、さらに肝機能強化にも効果が期待できる栄養です。また、タウリンには目の網膜の働きを助ける効能もあり、疲れ目や目の老化対策にも有効です。タウリンを多く含む食品は、エビのほかに、イカ、タコ、カツオ、サザエなどがあります。
エビはタウリンやアルギニン、プロリンやグリシンやグルタミンなどのアミノ酸を含みますが、良質なタンパク質も多く高タンパクな食材です。タンパク質はご存じのとおり、筋肉の主成分となります。また、筋肉以外にも、臓器や皮膚、爪、髪などカラダのあらゆる組織をつくる成分となります。皮膚や髪、爪などの健康が保たれているのもタンパク質のおかげです。エビの身は高タンパクでありながら、脂肪の含有量が少なく、低脂質です。ダイエットや筋トレをしている人など、脂質を多くとらずに、タンパク質だけを取りたい方にはおすすめの食材です。なお、タンパク質には、抗体や酵素の原料となったり、ヘモグロビンの原料となる働きがあります。タンパク質が不足すると免疫力が低下したり、疲れやすいカラダになります。
エビにはビタミンEの栄養も比較的多く含まれています。えび類の中でもとくに伊勢えびと甘えびが多くなります。強い抗酸化作用をもつビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、細胞が酸化するのを抑え、老化を防止する効果があります。女性ホルモン、男性ホルモンの生成を促し、生殖機能を維持する働きや、生活習慣病の予防・改善の効果も期待できます。また、ビタミンEには末梢血管を広げ、血行を良くする働きがあります。そのため、冷え性や肩こりの改善、高血圧や動脈硬化を予防する効能も期待できます。エビにはアスタキサンチンも多く含まれています。アスタキサンチンは、エビの他にも鮭やイクラに含まれる、赤色の天然色素ですこのアスタキサンチンは、眼精疲労の改善や動脈硬化の予防などが期待されている、注目の成分。栄養が届きにくい細部にまで入り込むことができるという特徴があるため、眼の奥や脳にまでしっかりと行き届き、効果を発揮します。なお、アスタキサンチンの栄養はエビの殻に多く含まれています。アスタキサンチンの効能を享受したい場合は、エビの殻を食べるか、小エビなどを殻ごと食べることをおすすめします。
エビにはキチンと呼ばれる動物性の食物繊維も含まれています。キチンはコレステロールや有害物質を吸着し、体外へ排出させる働きがあるので、まさに毒素を排出する「解毒」の働きをしてくれる成分。キチンは肥満の予防や免疫力アップにも効果があります。キチンは、エビやカニの殻にのみ含まれているので、ぜひ殻ごと召し上がってください。
殻ごと食べられる小エビはキチンを効果的に摂取できるため、おすすめです。
エビにはグルコサミンというアミノ糖の一種が含まれています。近年、CMなどでも流れているので聞いたことのある栄養ではないでしょうか。グルコサミンは、エビやカニに多く含まれており、関節の動きを滑らかにし、痛みを緩和する効能が期待できます。
グルコサミンは体内で合成される成分ですが、加齢に伴い合成する能力は低下します。そのため、年齢を重ねると、ひざや腰などの関節に痛みが生じます。グルコサミンはこうした関節の痛みの緩和や、動きを滑らかにする作用があるのです。コラーゲンとともに、軟骨の原料となります。エビはメイン料理としても、食材を引き立たせる脇役としても万能で、使い勝手のいいところも愛されている秘密ですね。
【さつまいも】
秋が旬で、おやつにもおかずにも食べられるさつまいも。ほくほくとした食感や甘さが魅力的で、煮物や天ぷら、焼き芋やスイーツまで幅広く料理に使うことができます。
芋類は炭水化物が多い食べ物で、食物繊維源としても注目される食材です。その他にも、ビタミンEやB6、カリウムなどを比較的多く含んでいます。
食物繊維とは、私たち人間の持つ消化酵素では消化することができない食べ物の中の成分のことです。栄養学的な分類では、炭水化物に分類され、炭水化物は食物繊維と糖質で構成されています。食物繊維には2種類あり、水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維のことです。さつまいもには、その両方が含まれています。
ビタミンEは、油に溶ける脂溶性食物繊維のひとつです。ビタミンEは栄養学の分類ではトコフェロールと呼ばれていて、トコフェロールには何種類かあるのですが、ビタミンEと呼ばれるのは「αトコフェロール」のみです。抗酸化作用があることで、体内の細胞の酸化による老化やLDLコレステロールの酸化による動脈硬化の予防などに役立ち、老化と関係する疾患を防ぐ効果が期待されています。
ビタミンCは、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。ビタミンEと同じく抗酸化作用をもつだけでなく、コラーゲンの合成の過程に必要な栄養なので、皮膚や粘膜の健康に欠かせません。ビタミンCが不足すると、美肌を作ることはできません。精神的なストレスはもちろん、睡眠不調や疲労感を抱えている人は、より多くのビタミンCが消費されてしまうので、ストレス解消にも欠かせない栄養です。
葉酸は水溶性ビタミンで、ビタミンB群の仲間です。私たちの体の細胞の合成に必要なDNAや核酸と呼ばれる細胞内の物質を作るのに欠かせない栄養素です。
【ブロッコリー】
ブロッコリーに含まれている栄養成分のなかでも注目すべきものは、ビタミンK、C、E、K、葉酸、モリブデン、不溶性食物繊維、水溶性食物繊維などです。
その効果として、風邪を早く治す、血圧を下げる、中性脂肪やコレステロールを減らす、血糖値をおさえる、便秘解消、貧血予防、ストレスから守る、美肌・美髪、胎児の発育を守る、アンチエイジング、などが期待できます。
カリウムは高血圧の予防に欠かせない栄養素です。ナトリウムを排出する働きがあり、高血圧の原因となる塩分の摂りすぎを調整してくれます。また塩分の摂りすぎによるむくみが気になるときにも、積極的にカリウムを取り入れることでむくみ解消に役立ちます。
鉄は鉄欠乏性貧血の予防に欠かせません。鉄はヘモグロビンの材料となり、全身に酸素を運ぶ役割をしています。鉄が不足することでヘモグロビン濃度が低下し貧血の状態になると、動悸、息切れ、疲労感、頭痛といった症状があらわれることがあります。
とくに女性は月経により鉄が失われやすいため、意識して取り入れましょう。
葉酸は細胞の増殖に関わる栄養素で、不足することで造血機能に影響して巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)という貧血の原因になることがあります。また妊娠中に葉酸を摂取することで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクが下がることがわかっています。とくに妊娠が発覚する前から必要とされるため、妊娠を希望する女性や妊娠を計画している女性は意識して取り入れる必要があります。
ビタミンCはコラーゲンの生成に必要で、皮膚や粘膜の健康維持に欠かせない栄養素です。また抗酸化作用があり、動脈硬化やがん、老化、免疫機能の低下を引き起こす活性酸素を取り除く働きがあります。たんぱく質は、皮膚や筋肉などの組織の材料となるため、美肌づくりや筋力アップにも役立ちます。ブロッコリーのたんぱく質は、野菜の中でもトップクラスの含有量で、効率的にたんぱく質を補給できます。
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンは、発がん物質を解毒することにより、がん予防に役立つと考えられています。スルフォラファンは辛味成分のひとつで、大根やワサビにも含まれている成分です。中でも、ブロッコリーの新芽である「ブロッコリースプラウト」に特に多く含まれることが知られています。
【高菜】
高菜は、からし菜の一種でツケナとして主に漬け物に使われていて、高菜漬けは野沢菜漬けや広島菜漬けと共に日本三大漬け物として有名です。外側の大きな葉はやや固めですが、内側の葉は柔らかいので生のまま食べられます。漬け物用の高菜は株が大きく育ってから収穫します。また朝晩の気温の寒暖差が大きいほど、辛味と旨味が増して最もおいしくなるため冬に収穫されます。漬け物のイメージが強い高菜ですが、高菜の若い芽は栄養も豊富で、生のサラダで食べることもできます。高菜の栄養成分は漬け物にすると水分が抜けて凝縮されるため高濃度になりますが、水溶性ビタミンは水分と一緒に流れ出るので、生の高菜の方が多い栄養分もあります。
高菜に含まれているアリルイソチオシアネートは、高菜のピリッとした辛味成分で、マスタードやわさびにも含まれています。アリルイソチオシアネートは、殺菌効果や抗菌効果が高い栄養で、胃液の分泌を促進させて消化を促す働きがあるため、食欲増進に効能があります。さらに、血栓を防ぐ働きがあるため動脈硬化を防ぐ効果や、ガンの予防にも期待されています。
高菜には、β-カロテンの栄養がとても豊富に含まれています。高菜に含まれているβ-カロテンには、強い抗酸化作用があり、細胞の老化防止に大きな効能があります。
必要に応じて体内でビタミンAに変換されますが、β-カロテン単体でも視力機能の保持など多彩な働きをする栄養です。緑黄色野菜に多く含まれているので、β-カロテンを摂りたい場合は、高菜のような色の濃い野菜を食べるようにするといいですね。
高菜には、ビタミンCも含まれています。ビタミンCといえば、果物に含まれている栄養のイメージが強いですが、野菜にも含まれています。ビタミンCは、肌の美白や若返りに欠かせない栄養素で、強い抗酸化作用を持つことが特長です。細胞の老化防止だけでなく、免疫力を高めるなどさまざまな効能があります。ビタミンCは水溶性のビタミンなので、高菜などで普段からこまめに摂るようにしましょう。
高菜には、ビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、特に炭水化物(糖質)の代謝を促す栄養として知られています。ビタミンB1が不足すると、エネルギーが作り出されなくなってめまいがしたり、倦怠感を覚えたりします。炭水化物過多になりがちな食生活をしている人は、高菜などでビタミンB1を意識して摂るようにしてください。
高菜には、肥満の改善にも役に立つビタミンB2が多く含まれています。ビタミンB2は、特に脂質の代謝を促すことで知られている栄養です。さらに、過酸化脂質の分解も促すなど、生活習慣病の予防や改善にはうってつけと言えますまた、細胞の新生と再生をつかさどる栄養素ですので、肌荒れやニキビで悩んでいる人には、肌質の改善にも効能が期待できるでしょう。
高菜には、ビタミンKも豊富に含まれています。ビタミンKは、ケガをした時などに正常に止血がなされるように働きかける栄養で、「止血のビタミン」の別名を持ちます。また、骨粗鬆症の予防にも効能がある栄養なので、特に女性や老年期の人は多く摂りたい栄養素です。
管理栄養士さんが考えた献立です。ゆっくり味わって健康に気を付けたいですね。