12月23日(土)のメニューと栄養価を紹介します。
2023/12/06
本日のメニュー
🌟メイン🌟
黒トリュフ香る唐揚げ
🌟サブメイン🌟
シーフードの春雨炒め
🌟サイドメニュー🌟
さつま揚げのだし醤油
こんにゃくの炒め煮
オクラの柚子胡椒サラダ
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 | |
ヘルシー |
491kcal |
13.4g | 15.5g | 72.3g | 2.2g |
デラックス | 749kcal | 19.8g | 26.5g | 104.5g | 2.8g |
☆プチ情報☆
【唐揚げ】
「唐」揚げという名前の通り、ルーツは中国です。江戸時代初期のころに中国から伝わり、独自の発展を遂げながら日本各地へ広まっていったとされています。当時は小さく切った豆腐を油で揚げ、醤油と酒などで煮たものを「唐揚げ」と呼んでいたそうです。
現代の「唐揚げ」が外食メニューに登場したのは昭和7年ごろ、現在の(株)三笠会館(東京・銀座五丁目)の前身「食堂・三笠」でのことです。 三笠会館は大正14年創業。当時は、東京・京橋木挽町に「かき氷屋・三笠」を開店しました。その後、店はカレーやサンドイッチなども扱う「食堂・三笠」となり、昭和2年には歌舞伎座の前の三原橋側に移転、昭和7年には銀座一丁目に鶏料理専門の支店を開業するまでとなりました。ところが支店は営業不振となりその赤字は本店にも打撃を与えるほど大きくなっていき、当時の料理長がこの営業不振をなんとかしようと知恵を絞り、打開策として考案したメニューが「若鶏の唐揚げ」でした。
唐揚げが食卓に多く見られるようになったのは、ここ30~40年のことです。その中でも多くの養鶏場があった大分県北部(中津市・宇佐市など)では、特に唐揚げを愛する文化が根付き、大分県中津市は市内に60店以上の唐揚げ専門店が並び、鶏の唐揚げの「聖地」として全国の唐揚げファンから支持されています。また、昭和30年代、宇佐市「来々軒」から唐揚げの作り方を受け継いだ唐揚げ専門店「庄助」は、日本で初めて唐揚げ専門店として店舗展開し、宇佐市は「唐揚げ専門店発祥の地」として中津市と同様に唐揚げファンから支持されています。
【さつま揚げ】
人気のある練り物の1つであるさつま揚げは、特に冬になるとおでんや鍋物に大活躍の食材ですが、魚のすり身を油で揚げた練り物で、揚かまぼこの一種とされています。良質なたんぱくや油脂が含まれているので、健康ブームの中で注目を集めている食品の1つです。
魚の練り物の歴史は古く、冷蔵技術が未熟だった時代に、大量に水揚げされた魚を効率よく保存するために作られました。魚の身の部分はかまぼこの材料となり、それ以外の皮や骨に残った身の部分が油で揚げられて、さつま揚げとして食べられるようになったのです。
さつま揚げの原料は、タラやアジ、ほっけなどの魚のすり身が使われているので、魚のタンパク質が多く含まれています。タンパク質は筋肉や内臓、肌や髪など、体を作るのに大変重要な栄養成分です。その他にも、酵素やホルモン、免疫抗体などの構成成分でもあります。このように、美肌や艶のあるきれいな髪を作り、健康を維持する効能が期待されています。
独特の粘り気とプチプチとした感触が特徴的なオクラ。夏を代表する野菜で、かつお節や納豆と混ぜたりしても美味しいですね。夏の暑い食欲がない時でもさらっと食べられるのも魅力です。そんなオクラはまさにビタミンと食物繊維の宝庫です。
オクラで注目すべき最初の栄養はビオチンです。ビオチンは、レバーや種実類に豊富な栄養ですが、オクラは野菜類の中で比較的多くビオチンを多く含んでいます。
また、ビオチンは水溶性ビタミンのため、煮るなどの調理をすると食品から抜け出てしまいますが、オクラは生のまま食べることができるので、食事でのビオチン摂取量は高くなります。ビオチンは、三大栄養素の代謝をサポートし、皮膚や髪の健康を保つ効能があります。とくに糖質の代謝に関わる栄養で、疲労物質の乳酸を再度、糖質に作り変える働きがあります。糖質はエネルギー源ですから疲労回復に有効です。
オクラのネバネバ成分には、ガラクタン、アラバン、ペクチンなどといった食物繊維が含まれています。オクラの食物繊維は、不溶性3.6g:水溶性1.4gと比較的バランスのとれた量で、これら食物繊維には整腸作用があます。さらに、ペクチンにはコレステロールを抑制する作用があるので、血糖値が高い方には積極的に摂っていただきたい栄養素です。
管理栄養士さんが考えた献立です。ゆっくり味わって健康に気を付けたいですね。