1月26日(日)のメニューと栄養価を紹介します。
2024/12/23
本日のメニュー
🌟メイン🌟
牛肉のチンジャオロースー
🌟サブメイン🌟
真鯛入りつみれ・和風あん
🌟サイドメニュー🌟
・揚げ餃子
・刻み昆布としいたけの煮物
・ポテトサラダ
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 | |
デラックス |
600kcal |
16.6g | 14.9g | 103.1g | 3.2g |
ヘルシー | 425kcal | 11.3g | 10.4g | 75.2g | 2.2g |
☆プチ情報☆
【昆布】
昆布は海の恵みであり、健康にいい栄養素も豊富に含まれている食材です。日本では古くから利用されており、和食には欠かせない食材の一つです。
昆布には、食物繊維、ミネラル、ビタミンなどが含まれていて、特にカルシウム、ヨウ素などのミネラルが豊富であり体に良い食材です。
食物繊維は水溶性食物繊維のアルギン酸、フコイダンが多く含まれています。
アルギン酸やフコイダンは、昆布のヌルヌル成分のもとであり胃では吸収されず、腸へと届きます。そこで余分な栄養素、有害物質を排出する働きがあります。
歯や骨の形成に大切なカルシウムも豊富で100gあたり牛乳の6倍もあり、しらすよりも多く含まれています。煮物などで直接食べればより摂取できます。ヨウ素は、子供にとって基礎代謝を高め、知能や体の発育を促進させる働きがあります。含有量は食品の中でもとても高いのが昆布です。
昆布の栄養の中には、水溶性の食物繊維であるアルギン酸を含み、その量は昆布全体の一割も占めています。アルギン酸は昆布のネバネバ成分です。同時に摂取した食べ物と絡み合い消化吸収を遅らせる働きがある栄養で、糖質や脂質の吸収を抑える効能が期待されています。また、肝臓で脂肪の合成を抑える働きもあるため、脂質の代謝を正常にする効能もあります。アルギン酸は、ほぼ消化・吸収されないまま胃から腸と届き、腸内の不要なものをからめ捕りながら体外に排出されます。昆布に含まれる食物線維は、ごぼうの5倍、さつまいもの8倍といわれています。昆布は、褐色の色素成分であるフコキサンチンを含みます。フコキサンチンは体脂肪の燃焼を促す作用のある成分です。余分な脂肪を溜まりにくくする効能や効果があります。さらに、内臓脂肪から高血糖の原因となる物質が発生するのを防ぐ働きもあるため、血糖値を下げる効能があることが分かっています。昆布の栄養には、フコイダンやラミナリンと呼ばれる成分も含まれています。フコイダンは免疫力を高めることでインフルエンザの感染予防、アレルギーの予防、がんの発生やがんの進行を抑える働きがあります。また、ピロリ菌を減少させる作用があるため、胃潰瘍・十二指腸潰瘍を予防する働きや、抗酸化作用で老化を防止、血栓を防ぐ抗血栓作用もあります。
ラミナリンは糖質の一種で、大腸の免疫系に働きかける作用があります。昆布には、グルタミン酸というアミノ酸の一種も含まれています。グルタミン酸は、脳の機能を活発にする栄養です。グルタミン酸は神経を伝達する物質であり、記憶力や集中力を向上させる働きがあるので、ボケ防止や痴ほう症の予防に効能があります。うまみ成分でもあるグルタミン酸は、胃腸の調子を整えると同時に過食を防ぐ働きもあります。昆布のうまみ成分のおかげで、おいしく塩分控えめの減塩もできます。
【しいたけ】
しいたけは秋の味覚のイメージが強いですが、実はしいたけは秋だけではなく、春にも旬があります。春のしいたけは寒い冬を乗り越えてゆっくりと成長したため、一年の中で一番肉厚な時期です。一方秋のしいたけは香りが強く、焼き料理に向いています。
ほのかな香りと肉厚の身が特徴のしいたけ。数あるきのこの中でも定番中の定番で、焼いてよし、煮てよしの万能食材です。実はこの「しいたけ」、特有の成分など意外な栄養と成分を含む食材です。健康にも良く、カロリーも低いためダイエット食としてもおすすめです。今回はそんなしいたけについて、その栄養と効能をご紹介します。
しいたけにはβグルカンという成分が含まれています。βグルカンとは、しいたけや舞茸などのきのこ類に含まれている栄養成分で、多糖類の一種です。βグルカンは免疫機能を回復させるため、免疫力を高め、コレステロール値や血圧の上昇を抑える効能、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果などがあります。また、しいたけにはエリタデニンと呼ばれるしいたけ特有の成分が含まれており、こちらもβグルカン同様、コレステロールの上昇を抑える効能があります。βグルカンは免疫機能を回復させることから、がん細胞の増殖を防ぐ役割もあります。
しいたけには食物繊維が豊富に含まれています。しいたけは、さつまいもやじゃがいもよりも多くの食物繊維を含みます。さつまいもの食物繊維含有量は100g中2.3g、じゃがいもは1.8gなのに対し、しいたけは4.4gの食物繊維含有量となります。食物繊維は第6の栄養素と呼ばれ、腸内環境を整える効能があります。また、腸内環境を整えることで、便秘の予防や大腸がんの予防にも効果的です。ちなみに、しいたけは不溶性食物繊維を多く含みます。不溶性食物繊維は水に溶けずに排出されるため、カラダの有害物質を一緒に排出してくれるデトックス効果も期待できます。
しいたけにはエルゴステロールという物質も含まれます。エルゴステロールはステロールの一種で、紫外線に当たるとビタミンDに変化します。なんとも面白い成分ですね。
ビタミンDは、骨を健康に維持する効果や血中カルシウム濃度を維持する効能がある栄養です。血中カルシウム濃度を維持することで、神経伝達や筋肉の収縮をスムーズにする効果があります。なお、乾ししいたけには、ビタミンDそのものも非常に多く含まれます。
しいたけには、グアニル酸というアミノ酸の一種、いわゆる「うまみ成分」も含まれます。うまみ成分とは、日本で発見された成分で、甘味・苦味・酸味・塩味とならぶ成分の一つです。グルタミン酸、イノシン酸と並んで三大うまみ成分とも呼ばれます。しいたけは、このグアニル酸の含有量がダントツに多いのです。グアニル酸には、血中のコレステロールを下げる効果、血小板の凝集を抑制する働きなどがあります。動脈硬化など生活習慣病の予防に効果が期待できます。ちなみに、グアニル酸は、生のしいたけにはほとんど含まれず、乾燥させたしいたけに非常に豊富に含まれます。グアニル酸の効能を得たい場合は、乾ししいたけを食べるようにしましょう。
管理栄養士さんが考えた献立です。ゆっくり味わって健康に気を付けたいですね。