7月7日(日)のメニューと栄養価を紹介します。
2024/06/20
本日のメニュー
🌟メイン🌟
豚しゃぶ・玉葱ダレ
🌟サブメイン🌟
枝豆コロッケ
🌟サイドメニュー🌟
・さばの塩焼き
・オクラのおひたし
・ほうれん草の白和え
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 | |
デラックス |
646kcal |
17.9g | 18.4g | 100.3g | 2.3g |
ヘルシー | 436kcal | 13.0g | 11.5g | 68.7g | 1.5g |
☆プチ情報☆
【玉ねぎ】
オニオンスープやサラダ、野菜炒めにオニオンリング、カレーなど様々な料理に使われています。まさに、万能野菜の一つですね。玉ねぎが大好きという方も多いのではないでしょうか。
玉ねぎに含まれる栄養で代表的なものは、硫化アリルという化合物です。玉ねぎを切った時に目が痛くなりますね。これは硫化アリルが原因です。
硫化アリルは、にんにくや玉ねぎなどのユリ科の植物に多く含まれる栄養成分で、独特の香りと辛みを出します。
硫化アリルはビタミンB1の吸収を高める効能があり、新陳代謝を活発にしたり、疲労回復などの効能も期待できます。
ちなみに、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える効果、脳や神経の機能を維持する効能、夏バテ対策に有効な栄養です。ビタミンB1と硫化アリルを同時に摂取することで、硫化アリルがビタミンB1の吸収を高めてくれます。
なお、玉ねぎに多く含まれている硫化アリルは水に溶けやすい性質を持つため、サラダなどで食べるときは水にさらしすぎないように注意しましょう。
硫化アリルには血液凝固作用を遅らせる働きがあり、血液をサラサラにして血栓を予防する効能があります。
よく、玉ねぎを食べると血液がサラサラになると言われていますが、その正体は硫化アリルだったんですね。
また、血栓を予防することから、動脈硬化や高血圧、脳梗塞など、血管系の病気の予防にも役立ちます。
玉ねぎにはケルセチンと呼ばれる栄養成分も含まれています。
ケルセチンはポリフェノールに分類される栄養成分の一種で、抗酸化作用を持ち、活性酸素を取り除く働きがあります。玉ねぎの皮に多く含まれているのが特徴ですね。
ケルセチンは血管をしなやかにする働きがあり、血流を改善する効果、コレステロール値を下げる効能があります。上で説明した硫化アリル同様、血管や血流を健康に保つ効果があるんですね。玉ねぎが血管系に強い野菜であることが分かります。
ケルセチンはほかにも、血糖値の上昇を抑える効果、関節痛やアレルギー症状を緩和させるなどの効能があります。
【枝豆】
枝豆といえば、お酒のおともの定番メニュー。ビールのおつまみなどで、よく目にする食材です。彩りや風味もいいので、お子さんのお弁当のおかずにもピッタリです。重宝されているお母さんも多いのではないでしょうか?
枝豆で注目する栄養はビタミンB1、葉酸です。また、食物繊維やカリウムなどのミネラルも多く、タンパク質は野菜類の中では豊富で、これもまた注目の成分です。
大豆がタンパク質を多く含むことは、よく知られていますよね。その大豆を成熟する前に収穫したものが、枝豆です。大豆と同じく枝豆にはタンパク質が豊富に含まれていますが、注目すべきはその中の成分メチオニンの効能です。メチオニンは、アルコールの分解を促して二日酔いを防いでくれるという、嬉しい効能があるのです。アルコールを摂取すると肝臓内メチオニンが大量に消費されますが、枝豆を食べることでメチオニンが供給されるため、アルコール分解を促して肝臓をサポートしてくれるのです。
枝豆は緑黄色野菜として分類されるほど栄養満点で、とくにビタミンB1は、消化液の分泌を促す効能を持ち、糖質をエネルギーに変えるのを助けたりしてくれます。その結果、スタミナ不足の解消や疲労回復に一役買ってくれるのです。カリウムの効能は、身体の中の塩分(ナトリウム)を分解し、外へ排泄してくれることなので、高血圧を抑える効果が期待できます。加えて利尿作用もあるため、身体の水分量をうまく調節し、むくみ対策にも効果的です。他にも体に欠かせない栄養素である葉酸、鉄分が含まれています。葉酸も鉄分も貧血の予防に関わり、造血の効能があります。また枝豆に豊富なタンパク質も貧血には必要な栄養です。貧血になりやすいなど、鉄分が不足しているなと感じたら枝豆を食べることをおすすめします。
【鯖】
鯖は日本の食文化に深く浸透している魚で、古くから食されてきました。塩焼き、味噌煮、寿司ネタなどとして食卓に登場する人気のある魚です。和食の定番とも言える食材ですね。
鯖に豊富に含まれる栄養に、ミネラルの一種であるセレンが挙げられます。鯖に含まれるセレンは全食品の中でも上位にあたります。鯖のセレンの量は魚類だけでなく全食品の中でもトップクラスの豊富さです。セレンはタンパク質と結合することでカラダに吸収されやすくなる性質を持っている栄養です。セレンの特徴は非常に高い抗酸化作用があることで、がん予防やアンチエイジングの効果が期待されています。
鯖は脂肪酸が豊富で、中でも注目のDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。
DHAは不飽和脂肪酸の一種で、悪玉コレステロールを減らす一方、善玉コレステロールを増やす効果があります。DHAは、アルツハイマー病や認知症を予防したり、血液中の中性脂肪を減らしたりする効果もあり、脂質異常症といった生活習慣病の対策にも有効です。イライラや不安を抑える働きがあり、ストレスの緩和やうつ病の予防といった精神面のケアでも効果が認められています。DHAは生活習慣病の対策やストレスの緩和、認知症の予防など、現代人にとってはとても重要な栄養です。
【豆腐】
豆腐は「畑の肉」と呼ばれるほど栄養成分がたっぷりと含まれています。タンパク質が豊富であり、さらにビタミンB1やカルシウムも多い食品です。
タンパク質は筋肉や臓器、皮膚、髪の毛など、ヒトの体を構成する重要な栄養素です。
さらに体の機能を調整するはたらきを持つ酵素やホルモンといった物質にもなります。
そのため、タンパク質の不足は体力や免疫機能の低下につながります。
絹ごし豆腐には100g当たり5.3g、木綿豆腐には100g当たり7.0gのタンパク質が含まれます。木綿豆腐のタンパク質が多いのは製造過程で水分を搾った結果、大豆の成分が凝縮されるためです。また、ビタミンB1は食品中の糖質をエネルギーに変えるのに必要な栄養素です。皮膚や粘膜を健康に保つ役割も果たしています。ビタミンB1は糖質の代謝に関わるため、糖質やアルコールの摂り過ぎによって不足することがあります。
ビタミンB1が不足すると食欲不振や倦怠感などの症状が現れるとともに、糖質をエネルギー源としている脳にも影響を及ぼすことがあります。良質のタンパク質をしっかり摂取するよう心がけましょう。
管理栄養士さんが考えた献立です。ゆっくり味わって健康に気を付けたいですね。