4月23日(火)のメニューと栄養価を紹介します。
2024/03/24
本日のメニュー
🌟メイン🌟
青椒肉絲風ソースでビーフ入りハンバーグ
🌟サブメイン🌟
8品目具材使用!パリパリ中華春巻き
🌟サイドメニュー🌟
・たっぷり野菜の揚げ餃子
・干豆腐のピリ辛ナムル
・カニカマときゅうりの中華ごまサラダ
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 | |
デラックス |
858kcal |
21.3g | 33.6g | 113.4g | 2.9g |
ヘルシー | 549kcal | 14.1g | 18.9g | 77.1g | 2.0g |
☆プチ情報☆
【青椒肉絲】
青椒(チンジャオ)=ピーマン。肉(ロー)=豚肉。絲(スー)=細切り。その歴史は18世紀後期、貴州省と湖南省で食材不足を補うために、細切り豚肉の揚げ物と唐辛子(ピーマン)を一緒に炒めたことで誕生した料理です。細切り豚肉料理は、中国では2000年前から存在していました。細切り豚肉を油で調理するものは、1600年前に記録されています。
900-1279年に鉄鍋が流行し、細切り豚肉を揚げたものが定着しました。そして1368-1644年には炒め物が流行しました。この頃に、スペイン人商人によって、アメリカ大陸から中国へ様々な食材が持ち込まれました。その一つが唐辛子です。細切りしたピーマンと、揚げた豚肉を炒めて作る中国の料理です。
チンジャオロースが最初に食べられた貴州省と湖南省は、降雨量が多く多湿な気候です。
高山や危険な道路も多く、そこに雨が降るわけですから、交通が不便でした。そのため、流通する食材に限りがあり、油や塩の不足から食べ物の味がしない、食べ辛いなどの問題を抱えていたのです。この問題を、スパイシーな唐辛子を使うことで解決しました。昔から存在する細切り豚肉を揚げたものと、唐辛子を一緒に炒めたのです。こうしてチンジャオロースが誕生しました。食材が限られていた地域で育まれた料理なので、伝統的なチンジャオロースはタケノコ、ごま油、オイスターソースを使いません。
普及したのは18世紀後期、貴州省と湖南省でチンジャオロースが初めて食べられ、19世紀には四川省、貴州省、湖南省で定着しました。そして、独特の味と風味を持ち、食欲増進と消化促進に効果があるこの料理は、瞬く間に中国全土へ広まりました。
同じころにピーマン(辛くない唐辛子)も出回るようになり、現代ではピーマンを用いたものがスタンダードスタイルです。また、この料理は華僑によって世界中へ伝えられました。中国では、豚肉を醤油、ニンニク、生姜で味付けしますが、国によっては牛肉を使ったり、醤油だけでなくごま油やオイスターソースも使うなど、その土地の嗜好に合わせて変化しています。
【揚げ餃子】
酒のおつまみや夜食にちょっと食べるのに最適なのが揚げ餃子の魅力ですが、揚げ餃子には一体どんなルーツがあるのでしょうか。
そもそも餃子自体は中国から発祥しており、これまでに数多くの国へと文化を広げていきました。中国では漢の時代から食されてきた長い歴史があり、明の時代になってから正式な名称として知られるようになっていったのです。
揚げ餃子自体はまだまだマイナーで広く知られているわけではありませんが、パリパリとした皮の食感を十分に感じられる食べ物の一つであり、中身はジューシーで肉汁の旨みを存分に感じられるところが最大の魅力です。
【ナムル】
韓国料理と聞いて、どんな料理をイメージしますか。キムチやトッポギ、ビビンバなどは日本人にも人気の料理でしょうか。でも「ナムル」も韓国料理の定番といえるのです。
「ナムル」とは、野菜や山菜、野草などを茹でて、ごま油や塩、にんにくなどで味付けした韓国料理です。韓国では家庭でもよく作られる一品で、豆もやしやホウレン草、人参など、さまざまな食材で作ることができます。
ナムルは「野(ナ)」と「物(ムル)」が組み合わさった言葉で、「野物(野菜)」という意味があるようです。地域や季節によってナムルの種類は異なり、豆もやしの「コンナムル」をはじめ、大根の「センナムル」、ほうれん草の「シグムチナムル」、ぜんまいの「コビナムル」、ナスの「カジナムル」もよく食べられます。ナムルの種類は実に豊富で、ナムルにならない野菜はないともいわれています。韓国の家庭の冷蔵庫には常に数種類のナムルが常備されているようです。
日本では料理をよく混ぜて食べるという文化がありませんが、韓国のナムルは混ぜることでおいしさがアップする料理です。
【カニカマ】
カニカマのたんぱく質は、100gあたり12.1g、1本(約15g)では1.8gです。
カニカマには特に栄養がないと思っていませんか?カニカマは魚のすり身からできているので、多くのタンパク質を含んでいます。食事でタンパク質が不足気味のときはサラダやスープ、和え物などに加えると、タンパク質が補えます。
糖質量は、100gあたり9.2g、1本(約15g)では1.4gです。同じ練り製品のはんぺんは100gあたり11.4g、魚肉ソーセージは12.6なので、比較的低糖質と考えられます。低糖質ダイエット中の食事にも、取り入れられます。
カニカマの脂質は100gあたり0.5g、1本(約15g)では0.1g。一方、はんぺんは100gあたり1.0g、魚肉ソーセージは7.2gの脂質を含んでいます。カニカマの脂質は比較的少なく、ヘルシーな食材ということがわかります。
基礎代謝を上げると痩せやすい体になります。基礎代謝とは、呼吸や心拍、体温維持などに使うエネルギーのことで、じっとしていても消費します。基礎代謝のなかで筋肉が使うエネルギーが多いため、筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、痩せやすくなるのです。筋肉を増やすためには、材料になるタンパク質を摂取する必要があります。
【きゅうり】
「世界一カロリーが低い果実」として1987年にギネスブックに認定されたきゅうり。きゅうりの95%は水分で構成されており、カラダを冷やす効能があります。きゅうりは夏野菜の代表格で、旬は夏です。暑い夏にカラダを冷やす効能は嬉しいですね。
きゅうりにはカリウムという栄養素が含まれます。カリウムは、ミネラルに分類される栄養で、体内の余計なナトリウム(塩分)を排泄する効能があります。体内の余計な塩分を排泄することによって、高血圧の予防やむくみの解消につながります。また、カリウムには細胞内外の水分量や浸透圧を調整する効果もあり、カラダの中を正常に保つ働きがあります。
きゅうりには、シトルリンと呼ばれる栄養が含まれています。シトルリンとは、すいかから発見された栄養素で、ウリ科の植物に含まれるアミノ酸の一種です。シトルリンには一酸化窒素を活性化させる働きがあります。一酸化窒素が活性化すると血管が広がりますので、血流を良くする効能があります。そのため、冷え性の改善や精力アップ、二日酔いの防止などの効果が期待できます。
きゅうりに含まれているシトルリンは、天然保湿因子(NMF)を構成するアミノ酸でもあります。天然保湿因子とは、肌の角質細胞内にある水分を保湿する働きのある因子です。そのため、天然保湿因子を構成するシトルリンには、肌を美しく保つ効果があります。また、シトルリンには成長ホルモンの分泌を促す効能もあり、筋肉増強効果も期待できます。
管理栄養士さんが考えた献立です。ゆっくり味わって健康に気を付けたいですね。