11月30日(木)のメニューと栄養価を紹介します。
2023/11/22
本日のメニュー
🌟メイン🌟
宮崎郷土料理チキン南蛮風・タルタル添え
🌟サブメイン🌟
香ばし醤油の焼きもろこし天
🌟サイドメニュー🌟
れんこんとパプリカの生姜炒め
豆乳入りふっくらがんも煮
たまりきくらげときゅうりのパリパリサラダ
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 | |
ヘルシー |
472kcal |
12.5g | 14.5g | 70.1g | 2.0g |
デラックス | 791kcal | 22.2g | 30.0g | 104.3g | 3.0g |
☆プチ情報☆
【チキン南蛮】
「チキン南蛮」は宮崎県延岡市で料理店「ロンドン」で働いていた二人の料理人により生まれたといわれています。一人は食堂「直ちゃん」の創業者である後藤直氏で、もう一人は「おぐらグループ」の創業者の甲斐義光氏です。二人は市内の洋食店「ロンドン」で働いていたのですが、そこで賄い料理として出されていたのが鶏のむね肉に衣をつけて揚げて甘酢に浸けた鶏料理でした。単なる賄い料理として店に出る事はない料理でしたが、その後二人が独立してそれぞれの店舗を立ち上げ、その賄い料理に工夫してメニューとして提供するようになったのが「チキン南蛮」のはじまりといわれています。現在、「チキン南蛮」といえばタルタルソースをつけて食べる事が多いですが、タルタルソースを開発したのは甲斐氏です。「おぐらグループ」の洋食店「ロンドン」の「チキン南蛮」にはタルタルソースがついていますが、「直ちゃん」の「チキン南蛮」にはタルタルソースはついていません。
どちらが本当の「チキン南蛮」なのか、どちらが先に開発したのか、どちらが正統派なのかなどといわれる事もありますが、実際には両氏とも同じ洋食店の賄い料理からヒントを得て、それぞれ独自の「チキン南蛮」を開発したといえます。ですから、タルタルソースの有無は「チキン南蛮」の絶対的条件というわけではなく、それぞれの店で出す料理はまぎれもない「チキン南蛮」です。
ではチキン南蛮はなぜ南蛮と呼ぶのでしょうか。それは南蛮酢に浸した鶏料理だからです。南蛮酢とはネギ、玉ねぎ、唐辛子が入った甘酢の事で、南蛮酢を使っているのでチキン南蛮と呼ばれます。一般的にはタルタルソースをつけて食べるものをチキン南蛮と呼ぶことが多いですが、本来は南蛮酢に浸したチキン料理を「チキン南蛮」と呼びます。
【れんこん】
れんこんにはビタミンC・カリウム・不溶性食物繊維が含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成になくてはならない栄養素で、毛細血管や歯、軟骨などを健康に保つ働きがあります。他にも日焼け対策、ストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を高める作用もあります。熱に弱いビタミンCですが、れんこんのビタミンCはでんぷんで守られているため、加熱しても壊れにくいとされています。カリウムはナトリウムと作用し合うことで、細胞の浸透圧を保ったり、体内の水分を保持したりする働きがあります。また、ナトリウムの尿中への排泄を促し、血圧を下げる作用もあります。不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らむことで腸を刺激し、便通を促します。また、大腸内で発酵、分解されてビフィズス菌を増やして腸内環境を整えてくれます。よく噛んで食べたら、食べ過ぎ対策にもなります。
【がんもどき】
がんもどきの原材料は豆腐です。がんもどきとは、潰した豆腐に人参やひじきなどの具材を混ぜて、油で揚げた物です。また、がんもどきの由来は江戸時代にまでに遡り、当時は豆腐ではなくこんにゃくが用いられていたと言われています。当初は精進料理として作られたのが始まりだと言われています。精進料理では肉魚が使えないため、こんにゃくで雁の肉を再現したことから、がんもどきの名前が付けられました。また関西では、がんもどきのことを「飛龍頭(ひろうす)」の名前で呼ばれますが、この名前とはポルトガルのお菓子、フィリオースが由来となったと言われています。
管理栄養士さんが考えた献立です。ゆっくり味わって健康に気をつけたいですね。